CS2動作定義ファイル"startup.xml"
"startup.xml"を編集する事により、CS2のデフォルト動作を設定できます。
1)環境設定の種類について
CS2システムには、「システム環境設定」と「ゲーム環境設定」の二つの環境設定があります。
両方とも、この定義ファイルで設定します。
- ●システム環境設定
- CS2システムの動作に関わる部分を設定します。
- 例:ゲームウィンドウのサイズ、環境依存対策など
- ●ゲーム環境設定
- ゲーム内の動作に関わる部分を設定します。
- 例:音声、メッセージ、フォントなど
2)"startup.xml"の設定項目
[GENERAL]
- screensaver
- 環境設定の『スクリーンセーバー抑制』の初期値
- ゲーム起動中スクリーンセーバーを抑制する場合は1、しない場合は0
- camouflage
- 環境設定内の項目『メモ帳に偽装』の初期値
- 最小化時にメモ帳偽装を行う場合は1、しない場合は0
[SCREEN]
- width
- ゲームウィンドウの幅
- height
- ゲームウィンドウの高さ
- v_width
- システム環境設定内の項目『ウィンドウサイズの幅』のデフォルト値
- v_height
- システム環境設定内の項目『ウィンドウサイズの高さ』のデフォルト値
- fps
- システム環境設定のFPSのデフォルト値
- no_skip
- これを1にすると処理落ち処理(フレームスキップ処理)を行わないようになる
- list
- システム環境設定のゲーム解像度リストの設定
- type? (?は0〜4までの数値)
-
- w
- 幅
- h
- 高さ
- full_size
- システム環境設定の[表示2]−[フルスクリーン時の表示1]の初期値 (0:画面サイズに拡大 1:ウィンドウ時のサイズ)
- full_pos
- システム環境設定の[表示2]−[フルスクリーン時の表示2]の初期値 (0:中央に表示 1:上に表示 2:下に表示)
- mw_pos
- システム環境設定の[表示2]−[メッセージウィンドウ位置]の初期値 (0:標準の位置 1:画面の下隅 2:画面の上隅)
- wall
- システム環境設定の[表示2]−[ゲーム画面外の背景]の初期値 (0:黒 1:パターンの壁紙)
- frameimg
- 画面外のパターン壁紙のファイル名
- limit
- システム環境設定の[表示1]−[ウィンドウモード時のウィンドウサイズ制限を行う]の初期値 (0:OFF 1:ON)
[APP]
- title
- ゲームウィンドウタイトル
- mutex
- CS2システム複数起動防止用のミューテックス名
- mutex_cfg
- CS2環境設定(cs2conf)起動防止用のミューテックス名
- cdid
- 製品CDまたはDVD検索用のIDファイル名
- v_code
- 不正コピー・改変防止用の文字列
- icon
- ゲームアイコン
- iconno
- アイコンファイル内に複数のアイコンがある場合、何番目を使用するか
- banner
- メーカーウェブサイトのバナーファイル
- imgcache
- システム環境設定のイメージ(画像)データキャッシュサイズのデフォルト値
- direct
- cs2.exeの直接起動(未インストールでの機能)でも起動できるようにするか。
1に設定して直接起動有効にしてもdirect.datファイルが必要です。
[VERSION]
- ini
- startup.xmlバージョン(現在は20)
- major
- ゲームのメジャーバージョン
- minor
- ゲームのマイナーバージョン
[WEB]
- url
- メーカーウェブサイトのURL
[SCRIPT]
- start
- 起動時に読み込まれるkcsスクリプトファイル名(通常はkcs.int/main.kcs)
[SCENELIST]
- convert
-
シーンリストダイアログの設定
- current
- [シーンリストをコンパイル]実行時のフォルダ名
- command
- [シーンリストをコンパイル]実行時のコマンド名
- param
- [シーンリストをコンパイル]実行時のコマンドパラメータ
[GAME]
- wndcolor
- メッセージウィンドウの色
- r
- 赤
- g
- 緑
- b
- 青
- a
- 不透明度
- enabledrag
- メッセージウィンドウをドラッグ出来るようにするなら1 しないなら0
- ※「0」にすると、ゲーム環境設定ダイアログでドラッグに関する項目が選択できないようになります。
- enablefullskip
- メッセージの未読スキップ可、不可を設定する項目をゲーム環境設定ダイアログに表示させるなら1 させないなら0
- strframe_count
- ゲーム環境設定のメッセージ速度の段階数(メモリ数)
- strframe_frame
- ゲーム環境設定のメッセージ速度の1段階あたりの待ちフレーム数。
1/10フレーム単位で指定します。0.5フレーム単位で段階を刻むなら5を指定します。 - autoframe_count
- ゲーム環境設定のオートモードの速度の段階数(メモリ数)
- autopriset
- オートモードの各段階のスピードの設定
- p?? (??は0〜段階数-1の数値が入ります)
-
- base
- 基本待ち時間(0.1秒単位)
- char
- 1文字あたりの待ち時間(0.01秒単位)
- disp_frame
- ゲームウィンドウタイトルに動作フレーム値を表示させる場合は1
- string
-
テキスト設定
- wipe
- テキスト表示方式の設定
0なら1文字ずつ表示(従来の動作)、1ならワイプ表示
- log
-
履歴設定
- col
- 1メッセージあたりの文字数
1行スクロール型なら1行の文字数、メッセージ単位型なら1000等の大きな数 - prof
- 禁則処理を行うなら1(1行単位用)
- indent
- インデント処理を行うなら1
- nameindent
- 名前インデントを行うなら、その文字数
- space
- 0の場合、文章と文章の間にスペースを入れない
- disp
-
- mes
- 文章を表示するなら1
- name
- 名前を表示するなら1
- nameformat
-
- first
- 名前の前に表示する文字列
- last
- 名前のあとに表示する文字列
- limit
- 履歴最大保持文章数の初期値
- flag
-
- max
- 最大変数数
- local(0〜7)
-
- start
- ローカル変数の開始フラグNo
- count
- ローカル変数のフラグ数
- global(0〜7)
-
- start
- グローバル変数の開始フラグNo
- count
- グローバル変数のフラグ数
- read
-
- enable
- 既読文章の色変更を行う場合は1
- color
- 既読文章の色変更を行う場合のカラー値
[FONT]
※フォントサイズの設定はウィンドウ定義ファイルで行います。
- face
- 使用フォントのデフォルト
- faceruby
- ルビ文字に使用するフォント
- fontshadowtype
- フォントに付ける影のタイプ
- around
- フォントの周りに縁を付ける場合は1
- rightdown
- フォントの右下に影を付ける場合は1
[CURSOR]
- default
- カーソル画像ファイル名
- hx
- カーソルのホットスポットのX座標
- hy
- カーソルのホットスポットのY座標
[ETC]
- heap
- kcsスクリプトで使用するヒープメモリサイズ(※変更しないでください)
- dragwnd
- メッセージウィンドウのドラッグを使用するなら1 しないなら0
[TEXTURE]
※この項目はシステムの動作に非常に大きな影響を与えます。通常は変更する必要はありません。
テクスチャの定義を行う部分です。
- size
-
- x
- テクスチャ1ブロックあたりの幅
- y
- テクスチャ1ブロックあたりの高さ
- vt
-
- x
- 横テクスチャブロック数
- y
- 縦テクスチャブロック数
- area?? (??は数値)
-
- sx
- 有効テクスチャブロックの開始X位置
- sy
- 有効テクスチャブロックの開始Y位置
- dx
- 有効テクスチャブロックの横ブロック数
- dy
- 有効テクスチャブロックの縦ブロック数
- bpp32y
- 32bitテクスチャを使用するテクスチャブロックの開始Y位置
- bpp16y
- 16bitテクスチャを使用するテクスチャブロックの開始Y位置
- bpp
- テクスチャ解像度(bit per pix)
- filter_min
- プレーン縮小時の補間フィルタ(0:無し 1:バイリニア 2:トリリニア)
- filter_mag
- プレーン拡大時の補間フィルタ(0:無し 1:バイリニア 2:トリリニア)
- dither
- 32bit画像を16bit画像に減色する際、ディザ補間を行うなら1
[SHADER]
※この項目はシステムの動作に非常に大きな影響を与えるため、変更しないで下さい。
3D描画用シェーダに関する設定です。
- VERTEX_MA
- 頂点シェーダメジャーバージョン
- VERTEX_MI
- 頂点シェーダマイナーバージョン
- PIXEL_MA
- ピクセルシェーダメジャーバージョン
- PIXEL_MI
- ピクセルシェーダマイナーバージョン
[FOLDER]
- save
- セーブデータの保存先フォルダ(通常は %USERPROFILE%¥%brand%¥%title% )
[SOUND]
- use3d
- Direct3Dサウンドを使用する場合は1 しない場合は0
- sticky
- スティッキーフォーカスを使用する場合は1 しない場合は0
[MANUAL]
- path
- ゲームオンラインマニュアルへのパス
[CONFIG_B]
ゲーム環境設定の各タブの表示状態を設定します。
表示させるなら1 消すなら0 にします。
デフォルトは 1 です。
- mode
- モード変更
- key
- 入力
- snd
- 音声
- eff
- 画面効果
- wnd
- ウィンドウ
- mes
- メッセージ
- font
- フォント
- wnd_alpha
- ウィンドウの色を変える(RGB指定)の場合は 0、不透明度のみの変更の場合は 1
- view3d
- 3D
[SOUNDCONFIG]
※バージョン4.0より追加
サウンド設定を行うファイル名を指定します。 soundconfファイルを読み込んだ場合は[SOUNDGROUP],[VOICE],[SYSTEMVOICE]の設定を省略してください。
[SOUNDGROUP]
※この項目はシステムの動作に非常に大きな影響を与えるため、変更しないで下さい。
- group?? (??は数値)
-
- comment
- グループタイプの名前
- id
- グループID
- type
- グループタイプ名
- min
- 使用するチャンネルの最小値
- max
- 使用するチャンネルの最大値
[VOICE]
- v?? (??は数値)
-
- head
- ファイル名の先頭文字列
- group
- 関連付けるサウンドグループのID
- int
- 検索先統合ファイル名
- voice
- 環境設定の音声設定に表示される名前
- mastervol
- 環境設定で100(ボリュームMAX)にした時のボリューム値
- vol
-
- bgm
- BGMデフォルトボリューム値
- se
- 効果音デフォルトボリューム値
- voice
- 音声デフォルトボリューム値
- play
- 音声再生時のBGMデフォルトボリューム値
- master
- マスターデフォルトボリューム値
[SYSTEMVOICE]
- ch?? (??は数値)
-
- name
- ゲーム環境設定に表示されるキャラクタ名
- play
- デフォルトで再生するなら1
- int
- 検索先統合ファイル名
[INT]
※この項目はシステムの動作に非常に大きな影響を与えるため、変更しないで下さい。
- int?? (??は数値)
-
- name
- データ名
- int
- 検索先統合ファイル名
- ext
- デフォルト拡張子
- dir
- 検索先フォルダ名
[KEYCUSTOMIZE]
※この項目はシステムの動作に非常に大きな影響を与えるため、変更しないで下さい。
- key?? (??は数値)
-
- name
- キー名
- keyboard1
- 割り当てキーボードID(1)
- keyboard2
- 割り当てキーボードID(2)
- mouse1
- 割り当てマウスID(1)
- mouse2
- 割り当てマウスID(2)
- joypad1
- 割り当てジョイパッドID(1)
- joypad2
- 割り当てジョイパッドID(2)
- rep_keyboard1
- keyboard1のキーリピートをデフォルトで有効にするなら1
- rep_keyboard2
- keyboard2のキーリピートをデフォルトで有効にするなら1
- rep_mouse1
- mouse1のキーリピートをデフォルトで有効にするなら1
- rep_mouse2
- mouse2のキーリピートをデフォルトで有効にするなら1
- rep_joypad1
- joypad1のキーリピートをデフォルトで有効にするなら1
- rep_joypad2
- joypad2のキーリピートをデフォルトで有効にするなら1