CGリストテーブル"cglist.txt"
CG鑑賞モード用の登録ファイルリストです。モード自体は画面スクリプトで作成します。
→動作する画面スクリプトのサンプルが公式ページより配布しております開発セット内(fes/cgmode.txt)にありますのでご参照ください。
1)CG鑑賞モードへの登録
1.登録の条件
通常、CG鑑賞モードで閲覧できるのは、CGリストテーブルに設定されていて、ゲーム中で表示されたものだけです。
2.CGリストテーブル設定について
ゲーム中で表示されていても、リストにないCGは鑑賞モードに登録されません。
これにより、鑑賞モードに登録するものを事前に選別しておくことが可能です。
(例:CG1枚の差分の組み合わせ数が多すぎる場合に削る、等)
3.表示について
イベントCGは、ゲーム中に使用(イメージロード)するだけで自動的に「表示した」ことになります。変数による既視フラグなどは必要はありません。
※これはファイル名の先頭文字が「e・f・h・t・m」のどれかから始まるものだけです。
該当CGの見ていない差分も登録するにはcgflag、ゲーム中に使用していないCGを既視状態にするにはcgregコマンドを使用します。
2)設定内容
CG鑑賞モードに登録するイメージファイル(差分組み合わせ含む)を設定します。
テキスト形式で作成し、"MakeCGList.exe"にて変換したdatファイルを [game]-[config]フォルダに置きます。
記述例:
@0 //※必須 [ea01] //枠名 ea01,2,0,1 //ファイル指定 ea01,2,0,2 [ha01] ha01,1,1,2 ha01,1,1,1 [eb01] eb01,1,1,1 eb01,1,4,1 [hb01] hb01,1,1,4,1,1 hb01,1,1,5,1,2
※『 [ ] 』から次の『 [ ] 』の前までが、CGモードの1枠(サムネイル一つ)分として認識されます。
「//(ダブルスラッシュ)」によるコメントや空白行は無視されるので、見やすく記述しておくことが可能です。
- @0
- システム上必要なので必ず記述して下さい
- 枠名
- cgflagコマンドで必要になります。枠名はイメージファイルのベース名にしておくと簡便です
文字列にスペースは使用しないで下さい - ファイル指定
- CG鑑賞モードに登録するイメージファイル(差分の組み合わせ)
CG鑑賞モードの登録枠について
システム側で、リストの上から順に登録枠に当てはめられます。
→枠の数は [game]-[fes]-"cgmode.txt"で設定されます。
※システムで設定された数を超えた枠名は、cgregコマンド専用となります。
枠内のファイル指定も記述された順に登録されることになります。表示させたい順序がある場合には、そのとおりに記述して下さい。
3)cgflag・cgregコマンドの使用法
選択などによって表示されなかった差分の組み合わせや、ゲーム中に表示されていない画像もCG鑑賞モードに登録することができます。
1.表示されていない差分もすべて登録する
1枚のCGが表示された際、それに伴う全差分を登録します。
ユーザーにとっては「見ていないCG差分が登録された」ことになるので注意してください。
cgflagコマンドを使用します。
例1:選択によってはゲーム中に表示されない差分組み合わせがある
[hj04] hj04,1,0,2 hj04,1,0,1 hj04,1,1,1 hj04,1,1,2
例1の場合、シーンスクリプト側で以下のように記述します。
例2:[hj04]枠に設定されたすべての差分組み合わせを登録する
cgflag hj04
これで、指定した枠名内のCGはすべて登録されます。
コマンドが実行された時点で登録されてしまうので、通常は該当のCGを使用したシーンの最後に記述します。
(おまけモードが開放されている場合、シーンを見終える前に全差分が閲覧可能となってしまいます)
2.ゲーム中に表示していない画像を登録する
クリア後のおまけ画像等、ゲーム中で使用しない画像を登録する場合はcgregコマンドを使用します。
例1:全員クリア後、ゲーム内で使用しなかった"all_clear"を登録する
[omake] //おまけ画像用枠とする
all_clear
全員クリアと判定した後、以下のように記述します。
例2:「all_clear」を既視状態にする
cgreg all_clear
この例の場合はcgflagの使用も可能です。
例3:[omake]枠に登録されたイメージを閲覧可能にする
cgflag omake
ゲーム中に表示されないので、cgregかcgflagコマンドを使用しない限り登録されません。