基本的な演出

コマンドの詳細については記述の規定コマンドリファレンスを参照してください。

テキストと画像の表示

1.テキストを用意する

テキスト形式で書かれたゲームテキストを、gameフォルダ直下にある「scene」フォルダに入れます。

ミネット	「えへへ……良い朝ですね?」 //1

	唇に残る柔らかな感触に、幸せな気分が滲む。 //2
	俺はくすぐったい気持ちで口端を緩めた。

空白行を挟むことで別メッセージとして扱われます。

1.キャラクターのセリフ
行頭に全角文字がある場合は発言者名と判断され、メッセージウィンドウの名前欄に表示されます。
発言者名の後に半角スペースかタブ、もしくは改行を入れると、その後の文字はメッセージ欄に表示されます。
2.地の文
セリフ以外の文章は、発言者名を書かずに行頭に半角スペースかタブを入れて記述します。

キャラクターのセリフ・地の文ともに改行が可能です。
任意で改行を入れない場合、メッセージウィンドウ素材に設定された表示領域に基づき自動改行されます。

2.画像の表示

以下はセリフ表示と同時に画像を表示する指定です。
コマンド行とテキスト行は必ず空白行を入れてください。

	cg 1 ca01,1,1,1,1,1 //1
	rdraw //2

ミネット	「えへへ……良い朝ですね?」//3

	唇に残る柔らかな感触に、幸せな気分が滲む。
	俺はくすぐったい気持ちで口端を緩めた。
1.画像の読み込み
画像ファイル「ca01,1,1,1,1,1」の読み込みを指定しています。
image フォルダにある画像を参照します。
2.フェードで表示
「フェードで表示する」指定です。
瞬間表示する場合は、このコマンドは必要ありません。
3.処理の開始
コマンド指定の後でテキストが現れた時点で、メッセージの表示とコマンドの処理が開始されます。

セリフに合わせてキャラクターの表情変化や画像表示をする場合は、これが基本の記述になります。

3.処理の始点を指定する

#file_01 //1

	cg 1 ca01,1,1,1,1,1
	rdraw

ミネット	「えへへ……良い朝ですね?」

	唇に残る柔らかな感触に、幸せな気分が滲む。
	俺はくすぐったい気持ちで口端を緩めた。

	next file_01 //2
1.ラベル
「#」で始まるのは、一連の処理の始点となるコマンドです。これをラベルと呼びます。
ファイル先頭以外に、選択肢やフラグ分岐後の始点としても使用します。
2.next コマンド
「next」は指定したラベルへと処理を接続するコマンドです。
同ファイル内だけではなく、他ファイルのラベルへも飛ばせます。

cs2では、テキストとコマンドが記述されたこのファイル(ソースコード)を「シーンファイル」と呼びます。

4.コンパイルする

gameフォルダ直下にある「cs2.exe」を実行すると、同時に「シーンリスト」が表示されます。
最下部にある「シーンスクリプトをコンパイル」ボタンを押してコンパイル完了です。
sceneフォルダにあるすべてのシーンファイルがコンパイルされます。

※sceneフォルダにある「mc.exe」がコンパイラです

5.実行

シーンリストの一覧から「file_01.cst」を選択すると実行されます。

例では最後の next コマンドで先頭のラベルに飛ばしているため、処理がループします。

cstファイル

コンパイルを行うと、sceneフォルダ内に「cstファイル」が追加されます。
これが実際に実行されるファイル(オブジェクトファイル)となります。

cstファイルはシーンファイルごとではなく、記述されたラベルの数だけ、ラベルと同じ名前で作成されます。
そのため、同じラベル名があるとコンパイル時に上書きされます。

表示タイミングを変える

シーンスクリプトでは、メッセージ表示とともに処理が開始されるというのは先述のとおりです。
そのタイミングを意図的にずらしたり、一つのメッセージ中に複数の処理を行うことも可能です。

メッセージ表示とキャラクター表示を別に行う

キャラクターの表情変化や、背景の表示などを完了してからメッセージを表示する場合は、以下のように指定します。

	cg 1 ca01,1,1,1,1,1
	rdraw 10
	wait //1

ミネット	「えへへ……良い朝ですね?」
1.wait
これまでは「メッセージ表示とともに画像の表示を開始」でしたが、wait コマンドを挟むことで「画像の表示を完了してからメッセージの表示を開始」といった処理になります。

現状では、表情変化が完了する前も空白のメッセージウィンドウが表示されたままになります。
その都度メッセージウィンドウを非表示にする場合は、コマンドでウィンドウを非表示にする必要があります。

セリフの途中で表情変化をする

	cg 1 ca01,1,1,1,1,1
	rdraw 10

ミネット	「えへへ……良い朝ですね?」\@ //1

	wait  //2
	wait 60 //3
	cg 1 ca01,3,1,1,3,1
	rdraw 10
	\n //4

	唇に残る柔らかな感触に、幸せな気分が滲む。
	俺はくすぐったい気持ちで口端を緩めた。
1.¥@
テキストの文末に「¥@」をつけると、メッセージ表示が開始されつつ処理が下に続きます
ここではまだクリック待ちになりません。
2.wait
ここで最初の画像表示の完了を待ちます。
3.指定時間を待つ
wait コマンドにフレーム値を指定すると、その分だけ時間経過を待ちます。
4.¥n
¥@ を使用した場合、最後は「¥n」を置いてクリック待ちとします。