ゲームテキストの記述
アドベンチャーパートの土台として、地の文とキャラクターの台詞から構成されるテキストを用意します。
このファイルは「シーンファイル」とも呼ばれ、スクリプトを記述するベースになります。
禁則領域は、メッセージウィンドウの設定(フォントサイズと余白サイズ)により決定されます。明確な文字数は設定できません。
記述のルール
1.名前と文章の区別
行頭に全角文字があると、それは「名前」になります。この「名前」は、メッセージウィンドウの名前欄に表示されます。
メッセージウィンドウに表示する「文章」(台詞・地の文)は、行頭か名前の後に半角スペース(またはタブ)を入れてから記述します。
例:
春姫 「神坂春姫です」
名前や文章には文字列変数が使用できるので、条件によって表示を変更することが可能です。
本文の無い、名前だけの表示はできません。
2.演出指示を入れる・原文を残して修正する(コメント)
「//」(半角ダブルスラッシュ)以降の文字はゲーム画面に表示されません。これをコメントといいます。
おもに、使用素材の指定・演出指示・声優への演技指導を入れる際に使用します。
また、テキストの修正・削除の際にも、コメントとして無効化(コメントアウト)することで原文を残すことができます。
例:
//場合によっては後半カット どこかで見たことのある顔だな……。//気のせいか?
シーンスクリプトでは「/* 〜 */」形式のコメントは使用できません。コメントが複数行に及ぶ場合は、すべての行頭にダブルスラッシュが必要です。
3.ルビを振る
文章内の単語にルビを振ることができます。
ルビには平仮名・カタカナだけでなく、漢字・数字・外字も使用可能です。
書式:[単語/ルビ]
単語とルビを半角スラッシュで区切り、全体を半角角括弧でくくります。
例:
杏璃 「[式守伊吹/しきもりいぶき]って知ってる?」
名前欄の表示にルビを振ることはできません。
4.分離禁則文字列
単語が行末にきて途中で改行されてしまう場合に、単語の分裂を防ぎます。
書式:[単語]
分離禁則文字列にしたい単語を半角角括弧でくくります。
1.分離禁則文字列が禁則領域に収まる場合
「追い込み」になります。
例:<『Oasis』>を分離禁則文字列にする
かーさんが働いているのは、学園内にある『Oasis』だ。 かーさんが働いているのは、学園内にある[『Oasis』]だ。
2.分離禁則文字列が禁則領域に収まらない場合
「追い出し」になります。
例:<『Oasis』>を分離禁則文字列にする
かーさんが働いているのは、このカフェテリア『Oasis』。 かーさんが働いているのは、このカフェテリア[『Oasis』]。
5.外字(絵記号)の使用
文中に丸数字を使用することで、あらかじめ設定した外字を挿入することが可能です。
外字が設定されていない丸数字を記述した場合は、空白になります。
例:
@ABCDEF
サンプルに設定されている外字は5種類なので、E以降は表示されません。
6.強制改行
シーンファイル上で改行を入れると、メッセージウィンドウ上でも同じように改行されて表示されます。
ただし、空白行を挟むと別メッセージとして扱われるので注意してください。
また、文中に半角で「¥n」と記述しても改行されたことになります。
例1:
タマちゃん 「ほな、
いきまっせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
例2:
タマちゃん 「ほな、\nいきまっせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
例1・2ともに同じ表示結果になります。
※ウィンドウの設定(文字サイズ・余白など)によっては、強制改行をすることで逆に見栄えが悪くなったり、文字が溢れたりする場合があります。
→文の途中でクリック待ちをすることも可能です。その場合はスクリプターへの指示として入れておきます。
7.半角文字を表示する
※句読点や括弧を半角にすると、正しく禁則処理が行われません。
1.英文を表示する
半角英数字を表示する場合は、行頭に半角「¥」を記述します。
例:
\ There be it, and do not be worried what it is.
※現在、セリフとしての使用(名前欄に名前を入れての使用)はできません。
2.半角「¥」・「[」を表示する
テキスト中に半角「¥」を表示する場合は「¥¥」、「[」を表示する場合には「¥[」と記述します。
例:
雄真 (い、一杯\\1500……だと……?)
ファイルの保存
完成したテキストは[game]-[scene]フォルダに置いてください。
ファイル名には全角文字も使用可能ですが、通常は半角英数字を使用してください。
※Windowsの仕様でファイル名に使えない文字は(¥ / : * ? " < > ┃)です。